top of page
検索
  • 執筆者の写真伶 佐々木

25.鳥見山

このアルバムは佐々木と大学の軽音サークル時代の後輩、大橋翔司P(そういえば関係性を書かずにここまで来ていましたね)で音については、マスタリングを除くほぼ全てを完結しています。「ほぼ」なのは、この曲で唯一の客演があるからです。

 それは、同じサークルの先輩の植林望さん。気づけば日中に活動せず夜を迎えるブルース「夕方」など数々の名曲を残し、学祭でコピーバンドをやるとなるとファンクやダブ、レゲエなどに挑戦する、音楽的な趣味も幅広い人です。一見フォークソングのような曲でも、ヒップホップのようなリズム感が生まれるのが植林さんの特徴だと思っています。

 家に転がっていたカポをなんとなしに4フレットにつけて弾いていたら曲ができて、ピアノも足してみたがインストだけは寂しい。どうしようかなと考えていた頃に植林さんがうちに遊びに来て、聴いてもらったところ「ええやん」と言ってもらいました。「そういえば、植林さんは演劇もやっていたやん」と(出演はもちろん、脚本、主題歌までやっていました)思い出し、その場でポエトリーリーディングを持ちかけ。快諾してもらい、その2週間後には録音しました。ぼんやりしていたイメージが、一気に形になって帰ってきて、人に投げる楽しさを久々に味わいました。本当にありがとうございました。


 曲としては、長いことクラシックをやっていた影響があるのかなと思います。私淑している浅井健一さんのインスト「shallow well」のイメージもありますね。shallow well、最近10年前の音源だけサブスク解禁されたので、ぜひ聴いてみてください。ピアノインストなんかもあります。



閲覧数:26回0件のコメント

最新記事

すべて表示

30.それだけじゃダメですか

長い解説も、ようやく最後まできました。googleドキュメントに書いているのですが、A4の11枚目に突入しそうなところです。読んでくれた方は、本当にありがとうございます。 この曲は、もうできてから6年以上経ちます。社会人になってから初の遠出旅行で沖縄に行きました。沖縄市・コザのライブハウスの飛び込みに参加し、オリジナルとカバーを3曲くらいやったらライブハウスの人と常連さんが一生懸命聴いてくれて、「

29.PL法

3年ほど前の曲ですが、どういう経緯があって作ったのか記憶がありません。中身は常々思っていることですね。モテない人間は異性と接する機会がないから上達しない。他方で、モテる人間はもともと得意な上に、機会もたくさんあるからなお上達する。これは、恋愛に限らず、何事もそうですよね。 「言葉は通じてるけど 言葉しか通じてない」という歌詞は、我ながらパンチラインだなと思います。自分が悪いのか、相手が悪いのか。ど

28. Work

ほぼ10年前、大学時代にやっていたGive me chocolates(母体はThe Danlays)というバンドで最後に増やした曲です。ルーパーというものの存在すら知らなかった訳ですが、どう考えてもループさせるしかない曲を思いつきました。ディレイについているリバースで遊んでいて、出てきたフレーズだと思います。そのバンドには、もう一人めちゃくちゃ弾けるギタリストがいたので、その人に人力で弾いてもら

bottom of page