1曲目でも触れている曲作り対決で、大橋Pが「期待はずれ」という曲を上げてきたのに対して、すかさず返歌として作った曲です。期待しなければむしろ些細なことも嬉しいし、何もなくてもそんなもんと思えるという、数年前から私が心を楽にするために心掛けていることをそのまま歌っています。
一昨年ごろに流行った町田康氏の「しらふで生きる」は、かなり近いことが書かれていてびっくりしました。酒を飲むのは、「この特別な自分はもっと特別なことが起きるべきなのに、なぜこうなんだ」と不満を持ってしまうせいだと。哲学書としては非常に面白く読みましたが、私は結局酒をやめられていません。この本を読み切った直後のアニーズカフェ(まさにアニーズの転換待ちに読み終わったのです)で、「カモミール」と頼んだのに瓶ビールが出てきたことが運の尽きでした。まあ、それはそれで悪くないかなと思います。
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