次々と知人が結婚していくことへの妬みを自分で戒めようと書いた曲です。作ったのは3年ほど前でしょうか。幸せの総量に上限はないから、他人が幸せになることは自分の分を奪われたわけではない。嫌いな人が不幸になるとつい喜んでしまうけど、不幸の総量に下限はないんだから、自分の分を肩代わりしてもらえた訳ではないと。随分と理屈っぽい説得ですね。
間奏のピアノは、ビートルズのIn My Lifeの気分でやりました。今回のアルバムの中で、最もテイクを重ねたかもしれません。こういうの弾いてると、腹筋に力が入りますよね。
幸せな人は多い方がいいし、不幸な人は少ない方がいいというシンプルな主張です。日本企業には、みんなが苦労しているのに自分だけ楽をしていいのか?みたいな風土が生まれがちですが、辛さの総量が少ない方が良いでしょう。「俺が遅くまで残っているのに、お前ら先に帰るのか?」というような上司は糞食らえです。分かち合っても一人当たりの苦労は減ってはおらず、辛さの総量が増えるだけ。
この歌詞、道徳の教科書に載せられませんかね?
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